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(2019年5月24日 株式会社MMオフィス工藤高氏 診療報酬戦略.pdf / 30.5MB)
テーマ:病院経営診療報酬戦略事例
講演者:工藤高(MMオフィス代表取締役)

【目次】

1.自己紹介
2.マクロの医療データ分析と2020年改定へ向けた議論
3.高度急性期、急性期
4.回復期(地域包括ケア病棟、回復期リハビリ病棟)
5.慢性期(医療療養型、介護医療院)
6.まとめ


【講演トピック】
1.自己紹介


2.マクロの医療データ分析と2020年改定へ向けた議論  
・2018年診療報酬改定に対する個人見解
・入院医療費は徐々に伸びにくくなっている
・地域医療構想で病棟機能分化がすすむ
・沖縄(3%増)に対して秋田県は(▲6%)の人口減(国税調査)
・病院報告(厚労省)による全国の病床利用率推移
・DPC3つ群の全ての病院で在院日数が短縮
・急性期医療需要のピークアウト
・急性期病院の経営が厳しくなっている背景
・一般病棟は患者が増えても在院日数短縮で利用率低下に
・高齢化の進んだ地域では入院医療費の伸び率がマイナスに(減少フェーズに突入)
・患者数は増えている
・救急搬送患者、100床以上の病院は増加傾向
・入院患者全体でみると大病院に集まっている傾向が
・手術あり、全麻ありも大病院に集まっている
・入院患者数の増減は地域の需要増減が影響している
・救急搬送患者はどの地域でも増加傾向に
全身麻酔患者は需要が減る地域ではすでに減少局面に突入している
需要減少地域の中小病院は急性期入院患者の確保が難しくなってい
・中小病院は相対的にあまり増加していないか
・需要が減る地域では集約化が進んでいるのでは
・全身麻酔患者はさらに集約化が顕著
・参考 化学療法はさらに集約化が顕著
診療報酬改定に対する地域の対応状況7対1と10対1のバランス、高知岩手は7対1が少ない
・診療報酬改定に対する地域の対応状況 高齢化と7対1の多さには関係がある
・都道府県別 病床機能別 病床数比率(高度急性期・急性期・回復期)
・診療報酬における機能に応じた病床の分類(イメージ)
・病院の機能別と目標1日入院単価@7対1の平均5.2万円
・病院機能別1日あたり入院単価
・病床稼働率(新規入院が少ないと@と逆相関)も重要だが1日入院単価を上げる努力も
・DPC病院経営4指標のプライオリティ(優先順位)
・2016年度厚労省 病院経営管理指標より
・消費税が10%へ 医療機関等の費用構造(イメージ)
・医療サービスで消費税を「非課税取引」にしたのが間違い
・次期診療報酬改定に向けた主な検討スケジュール(案)
・2020年度診療報酬改定に向けた検討項目と進め方について(案)

3.高度急性期、急性期  
・各入院料の概要
・看護必要度Ⅱ-Ⅰが4%を超えない(そんな病院ある?)
・認知症の影響、疾病構成
・A病院を含む3病院の看護必要度シュミレーション(3ヵ月平均)
・年齢による看護必要度の変化(項目別詳細)
・入院料1と2の分水嶺は入院単価と看護必要度A、Cの多寡

4.回復期(地域包括ケア病棟、回復期リハビリ病棟)  
・地域包括ケア病棟は4つに再編
・地域包括ケア病院入院料及び地域包括ケア入院医療管理料
・200床未満限定の地ケア1は5割弱
・A病院 地ケア2 45床→地ケア1へ転換すると
・頸部骨折手術あり(観血的手術、人口骨頭挿入術など)
・WAMの調査「回復期リハビリ病棟利益率高い」
・回復期リハビリ病棟は6つへ再編
2016年改定でアウトカム評価FIM27未満だとリハビリ6単位超が包括へ
・実績指数27を切る」18年の日経ヘルスケアの拙稿
・回リハ1、3、5の実績指数
・整形外科メインのB病院 入院単価の推移「回リハ2<地ケア1」

5.慢性期(医療療養病棟、介護医療院)
・慢性期病院の経営が厳しくなっている背景 病床利用率の低下
・47都道府県+全国計病床利用率推移(療養病床)
・療養病床も患者の増加以上に在院日数短縮(≒在宅復帰を促す高回転化)で利用率低下に
・2018年8月21日神奈川新聞朝刊 私の投稿「介護医療院の増加期待」掲載(関東学院大学連載企画)
・介護医療院の開設状況(厚労省)①「施設数」2019年3月31日
・ 介護医療院の開設状況(厚労省)②「療養床数」 2019年3月31日
・届け出した日から1年間に限り移行定着支援加算93単位/日
・Ⅰ型介護医療院の算定要件(現在の介護療養機能強化A,B)
・Ⅱ型介護医療院の算定要件(老健相当)
・60床のC病院 稼働100% 療養2(経過措置1)⇒Ⅱ型介護医療院(Ⅲ)
・介護医療院のメリット
・介護医療院の課題
・老人保健施設は在宅復帰施設へ先祖返り 上流目指して泳ぎは止められない「加算型以上へ」
・最上級の長強化型11.9%、問題は「その他型」5.3%
・ 47都道府県+全国計病床利用率推移(精神病床)
精神病床は認知症患者を受け入れていなかったら利用率は現状より20%くらい低下している想定

6.まとめ
・自院のビジョンが職員へ浸透していますか
・高度急性期、急性期の戦略・戦術
・回復期・慢性期の戦略・戦術
・病院には「変えること」が嫌いな人が多い
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